【マイルの価値と有効活用】使い方で大きく変わるマイルの価値とは?1マイルはいくらの価値があるのか?
航空会社のマイルの有効活用をANAマイルを例に説明します。
ANAマイルはマイル数に応じて色々な使い方が可能です。
ANA STOREで確認すると以下の使い方があります。
- 特典航空券
- ホテル
- レンタカー
- トラベルオプション
ここで注意したいのはマイルを使う場合、特典航空券とそれ以外(ホテル・レンタカー・トラベルオプション)では同じ1マイルでもその価値が大きく変わると言う事です。
特典航空券以外の利用では1マイル=1円の利用価値もしくはそれ以下の利用価値になっています。
例えばホテルでは50,000マイルでは約50,000円分の宿泊といった感じです。
それでは特典航空券で利用した場合の1マイルの価値がどのくらい変わるのか見てみましょう。
最新更新日2019年5月25日
特典航空券と1マイルの価値
これは2018年1月10日の東京⇄バンクーバーの航空券(ビジネスクラス)の価格です。
お支払い総額は940,720円になっています。
次に特典航空券で同じ東京⇄バンクーバーの航空券(ビジネスクラス)の必要マイル数を見てみましょう。75,000マイルです。
この場合の1マイルの価値は
940,720円 ÷ 75,000マイル ≒ 12.54
1マイル=12.54円の価値がある事になります。特典航空券以外の利用では1マイル=1円ですから同じ1マイルでも特典航空券にすると12.54倍の価値になります。
遠いほど上昇するマイルの価値
1マイルの価値は一般的に日本から遠ければ遠いほど上がります。
バンクーバーを長距離、ホノルルを中距離、ソウルを短距離として同様に計算してみましょう。
ホノルル
277,920円 ÷ 60,000マイル ≒ 4.63
バンクーバーと比較して価値は1/3です。それでも実に4.63倍と十分有効活用出来ています。
ソウル
122,330円 ÷ 30,000マイル = 4.07
ソウルで計算するとやはりホノルルより低い4.07ですから日本から距離が遠い国の方がマイルの価値は上昇する事になります。
搭乗クラスで変わるマイルの価値
日本からの距離が遠い方がマイルが有効活用出来る事は説明しました。
それでは同じ路線でも搭乗クラスによってマイルの価値が大きく変わるのでしょうか?
同じ路線、同じ時期で搭乗クラスをエコノミー(Y)・ビジネス(C)・ファ―スト(F)と変えてニューヨークで計算してみましょう。
(Y)190,880円 ÷ 40,000マイル ≒ 4.77
(C) 841,880円 ÷ 75,000マイル ≒ 11.22
(F) 2,172,880円 ÷ 150,000マイル ≒ 14.48
結果は(Y)< (C) < (F)
これを見ると搭乗クラスによってマイルの利用価値が大きく変わる事が分かります。
搭乗クラスが上がるとマイルの価値も上がる。ファ―ストクラスでは実に14.48倍にもなります。
まとめ
貯まったマイルの価値を最大化して有効活用するためのポイント
- 特典航空券以外へ交換 < 特典航空券
- 短距離路線 < 長距離路線
- 搭乗クラス(Y)< (C) < (F)
特典航空券とそれ以外の利用ならば特典航空券を利用する方が断然お得。
そして、より長距離で搭乗クラスが上の方が1マイル当たりの価値は高くなる事が分かります。
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